■コロナ禍の行動変容が肺炎患者減につながった?
4月に緊急事態宣言が発令されて8カ月が過ぎた。同宣言が解除されて以降、新型コロナは一時的に落ち着いたかに見えたが、11月には再び新規感染者数が増加、12月に入って連日過去最多の新規感染者数を記録するなど、依然として感染防止策が欠かせない状況となっている。
新型コロナをきっかけに、国民は新しい生活様式に慣れることを余儀なくされ、全国的な行動変容が起きた。これは医療機関の経営にも大きな影響を与えている。入院・外来を問わず、患者数が減少し、病院収益に大きな打撃となっている。(図1)