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2人目のHIV寛解、エイズ研究に光 – AFPBB News

【3月6日 AFP】後天性免疫不全症候群(エイズ、AIDS)を発症させるエイズウイルス(HIV)の感染者が、幹細胞移植を受けた結果、治癒したとみられる寛解状態が続いていることが、科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された論文で明らかになった。「ロンドンの患者(London Patient)」とされるこの男性が、完治の2例目となる可能性がある。

 専門家は治癒とみられる状態は、ロンドンの患者が血液がん治療のため骨髄移植を受けた結果もたらされたものであり、一般的なHIV治療に用いるには危険が高いと警告している。40年前の流行からこれまでに7000万人がHIVに感染し、その半数が死亡しているが、現在では完治はしないものの、薬によりエイズ発症を抑えることができるようになっている。

 感染症を専門とする英ウェールズにあるカーディフ大学(Cardiff University)のアンドリュー・フリードマン(Andrew Freedman)氏は、「この治療法は世界に数万人存在するHIV感染者にとって実用的でないのは明らかだが、究極的な完治療法の開発の一助となる」と述べた。

 米国人ティモシー・ブラウン(Timothy Brown)さんが10年以上前に世界初のHIV治癒例となって以来、がん治療がどのようにしてHIVの消滅につながったかということについて、主に三つの説が唱えられてきた。

 豪メルボルン大学(University of Melbourne)ピーター・ドハーティ感染免疫研究所(Peter Doherty Institute for Infection and Immunity)所長で、エイズとHIV研究の第一人者であるシャロン・ルウィン(Sharon Lewin)教授は、AFPの取材に対し、ロンドンの患者には、これまで唱えられてきた三つの説のうち二つのうちのどちらかが当てはまると考えらえると説明した。

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